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睡眠時無呼吸症候群の検査のススメ

 この病気は、睡眠中に何度も呼吸が止まったり浅くなったりして体内の低酸素状態が発生する病態です。よくある症状としては

・いびきを指摘される

・夜間の睡眠中によく目が覚める、息苦しくて目覚める

・起床時の熟眠感のなさ、倦怠感、頭痛、寝たのに眠い

などがあります。

 原因としては肥満や顎が小さい、口蓋扁桃が大きい、鼻の通りが悪い等があります。

 よい睡眠が取れていない状態が長く続くと、日中の眠気、傾眠傾向、集中力の低下などが生じ、交通事故や労働災害の原因になることがあります。

 また、質の悪い睡眠が長く続くことで高血圧、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病などの合併症もきたすため、睡眠の問題は全身の問題となるのです。

 これらの合併症はときに突然死を招くこともあります。ある統計によると、睡眠時無呼吸症候群の検査で出てくる値がある一定以上の患者さんではそれ以下の患者さんに比較して明らかに寿命が短いことが報告されています。

 実はそんなことはありません。お子様でもいびきが大きかったり、授業中眠そうにしていたり、夜間に呼吸が停止したり、寝るときに胸がくぼむようなおかしな呼吸をしている子もいます。要注意です。

 夜間のいびき、努力様呼吸(頑張って呼吸している感じがある)、寝返りが多い(苦しくない姿勢を本能的に探している)、寝汗(寝ているのに交感神経優位になっている)、夜尿(おもらし)等の症状がみられます。

 睡眠時無呼吸症候群があるお子様の傾向として、不注意、多動、攻撃的行動をするなどがあります。またこれはADHDや学業成績不振、発達遅滞にもつながると報告されています。

 上記に当てはまるような症状がある場合、まずは本当に睡眠時無呼吸症候群かどうかの検査を受けることをおすすめします。

 専用キットを使って、ご自宅で就寝中にデータを収集し、その結果を外来でお伝えします。

 まずは簡易検査から施行しますが、ここで睡眠時無呼吸症候群と確定した方にはCPAP療法や場合に応じて手術治療を提案いたします。

 この検査にて確定診断まではいかないが疑わしい場合には、より詳しい精密検査を受けていただくことがあります。通常入院しなければならない検査ですが、当院ではご自宅でお手配可能です。

たかが睡眠、されど睡眠

この機会にご自身の睡眠チェックされてみてはいかがでしょうか?

眠気に関するセルフチェック表がありますので一度お試しください。

アレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法を始めます

当院では、これまでのアレルギー性鼻炎治療に加えてアレルギー免疫療法(舌下免疫療法)を随時開始いたします。

アレルゲンを少量から投与して体をアレルゲンに慣らしていく治療方法です。

「舌下免疫療法」は、アレルゲンが配合された治療薬を舌の下にしばらく含んでから飲み込んで、毎日少しずつ免疫をつくっていくアレルゲン免疫療法の一種です。

少なくとも3年、できれば5年間にわたり正しく治療が行われると、毎年悩んでいた花粉症の時期を快適に過ごせたり、抗アレルギー薬の内服が不要になったりします。

<適応になる方>

・5歳以上の小児・成人

・毎日きちんとお薬の内服ができる方

・血液検査にてスギもしくはダニの陽性が確認できた方(2年以内が望ましい)

ご興味ある方は、医師にご相談ください。

発熱患者の診療体制について

2024年4月9日より、

診察前インフルエンザ•抗原検査が必要な方は以下の通りと定めます。

•1週間以内に37.5℃の発熱があった方

•来院時に37.5℃以上ある方

•周囲にインフルエンザやコロナ感染者がいる方

•自ら検査を希望された方

これら以外の方については、診察室にて診察いたします。

なお、診察時に検査の必要があると医師が判断する場合もございますので、ご了承ください。

システム入れ替えのお知らせ

2024年4月1日(月)から、当院の電子カルテシステムの入れ替えを行います。

慣れない点もあり、ご利用の患者様方には通常よりお時間をいただく可能性がございます。

4月初旬には混雑が予想されますので、ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。

診療時間変更のお知らせ

2024年1月5日(金)から診療時間を一部変更いたします。

順次コロナ禍以前の体制に戻していく予定でございます。

赤字が変更部分となりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

午前 9:00-12:30 (最終受付12:15)

午後 15:00-19:00 (最終受付18:30) ※月水金曜日のみ

   火曜日午後はこれまでどおり18:00まで(最終受付17:45)となります。

発熱外来受診を希望される方へ

いつもご利用ありがとうございます。

当院では発熱外来を設置しており、

風邪症状(発熱・咽頭痛・鼻水・鼻詰まり・咳・関節痛・倦怠感等)や、医師が必要と判断した場合、及び患者様が希望された場合に新型コロナ感染症抗原検査を実施しております。

当検査は医療安全上、原則「事前予約制」となっております。

当日の予約も承っておりますので、検査希望される場合、または検査が必要かどうか自身での判断が難しい場合なども含めてお気軽にお電話ください。

TEL:03-5655-1133 (ページ最上部からコールすることができます)

また、検査に時間を要することから、風邪症状のある方の受付時間を

午前12時まで

午後は18時30分まで

とさせていただいております。

それ以降の来院や医院の混雑状況や受付時間により、当日に検査ができない場合もございますのでご了承ください。

新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について

2023年5月8日(月)から新型コロナ感染症が感染症法において「新型インフルエンザ等感染症」から「5類感染症」に分類されます。

それに伴い、医療提供体制も大きく変わります。これまでは新型コロナ感染症の検査(当院では抗原検査)が公費で負担されておりましたが、今後はインフルエンザの検査と同じく、検査料金が発生致します。

当院は耳鼻咽喉科領域の診療も行っており、新型コロナ感染症流行前より発熱・咽頭痛などの風邪症状の患者様を多く診察します。さらに、耳鼻咽喉科診療は上気道(鼻・口・喉)の診察により飛沫に暴露する危険性が他科に比べて高いこともおわかりいただけるかと思います。

発熱の原因は新型コロナ感染症だけではありませんが、当院では新型コロナ感染症も含めて発熱・風邪症状の原因検査を行う医療機関です。

医師が必要と判断した場合には、然るべき検査をさせていただきますので、ご理解ご了承の程よろしくお願いします。

患者様ご自身で検査が不要と判断された場合には、他の医療機関への受診をお願いすることがあります。また、自宅でご自身で施行した検査結果をご持参いただいたとしても当院での証明にはなりませんのでご了承ください。

ご不明な点がございましたらお気軽にお電話、または直接スタッフまでお尋ねください。